な~ん

新年の木工始めは、”ぎんなーん”でした。

ぎんなーん 

商品紹介で、この「ぎんなーん」の名称について、樹木の銀杏と、代表的な富山弁を合わせた名前と紹介しています。
富山弁で「なーん」とは、県民なら誰もが言ってしまう、ポピュラーな言葉。
なんと、この言葉、すごいんです!
肯定するときも、否定するときも使えてしまうのです。そして、どちらでもないときにも。

使う人と、使う場面で使用方法がいくつか異なります。
では、例題を少しご紹介します。

Q:今日雨降るけ?傘いるかね?
(訳:今日は雨が降りますか?傘は必要ですか?)

A:なーん、天気予報では降らんゆうとるけど、今ちょっこ降ってきたぜー。
(訳:そうだね、天気予報では降らないと言っているけど、現在少し雨が降ってきましたよ。)

いきなり上級から入ってしまいました?が、このような場合、肯定でも否定でもなく、返事として使用しています。

Q:お弁当にお箸をお付けしますか?

A:なん。いいわ。
(訳:いいえ、いらないわ。)

これはよく出てくる使い方です。
私が学生時代に友人と北海道へ旅行に行ったときに立ち寄ったコンビニで、まさに言ってしまって、少し恥ずかしく思ったのを今も覚えています。気を付けて標準語を話そうと思っても、ついつい出てしまう、自然な富山弁なのです。

このように、「なーん」は、”な~ん” や ”なん” ”なーーん”になったりもして、富山県民の老若男女に愛されている言葉です。

そんな「なーん」と名前についている、”ぎんなーん”。
富山愛、氷見愛が詰まり、♪カタカタカタカタッ、カッ、タッ、と可愛らしく揺れて、優しい気持ちにしてくれます。

製作者の私は、生まれも育ちも富山県なので、富山愛はもちろん、富山弁に関してもまだまだお話できそうです。

富山弁は他にも「つかえんちゃ」という、肯定にも否定にも使える言葉があります。
この言葉についてもお話したくなりました!! が、
もっともっと紹介したいのですが、富山弁講座が始まりそうなので、本日はここまでにします。

♪カタカタカタカタッ、カッ、タッ、

私も優しい気持ちになりました♪

Be the first to reply

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です